妊娠期間振り返りブログでも書きましたが、出産予定日を過ぎても産まれる気配のないけんちゃん。
けんちゃんはのんびり屋さんだね(笑)
出産予定日超えてからの妊婦健診
予定日3日後の妊婦健診
これまでの妊婦健診では子宮口は開いてない&下に降りてきてないとのことで、今回も入院はしないだろうと予想していました。
病院のあと、海鮮丼食べに行くつもりだったね。
診察はいつもの担当の先生ではなく、違う先生でした。
私の身長が低いのに対して赤ちゃんが大きくなってきているから下から産めるか不安です。と改めて伝えたら
先生:「確かに、、下から産むのにギリギリのラインですね。まだ産まれなそうですが今日入院して誘発しましょう!」
まさかの展開に二人ともびっくり!?念のため入院バッグは持ってきていたのでそのまま入院することに。むらっちとはここでお別れ。
入院1日目
出産時の病院の立ち会い条件はこんな感じでした。
陣痛中も付き添いたいけど、、できないのがもどかしい。
10:50 陣痛室入り
陣痛室(個室)に案内されて荷物の準備をしたら、パジャマに着替えて点滴につながれました。
11:00 麻酔処置&内診&子宮口広げる処置
無痛分娩だったので、先に麻酔を入れてもらいました。表面麻酔→無痛麻酔の流れ。表面麻酔の時にチクっとしたのですが、全然痛くない。麻酔の注射はもっと痛くなかったです。
麻酔の後に内診をしてもらいました。子宮口1.5センチ。ここで噂の内診グリグリをされました。
内診グリグリ痛すぎて顔が歪みました。
その後、子宮口広げるためにダイラパンを子宮に挿入してもらいました。10本入れられたけど麻酔のおかげか痛くなかったです。
12:00 陣痛室に戻ってお昼ごはん
ご飯を食べ終えて、むらっちと電話してたら、麻酔が切れたのか生理痛みたいな痛みが出てきました。
13:00 5分間隔の張り
麻酔追加してもらったら痛みが無くなりました。麻酔すごい‥!その後2時間間隔で麻酔が切れては麻酔を追加してもらうの繰り返し。
16:30 導尿
膀胱がパンパンだと看護師さんが気付き、導尿してもらう。麻酔をしているせいか尿意がわからなくなってました。
介護される気持ちってこんな感じなのかな。
19:00 耐えれる
生理痛くらいで耐えれる痛みだったのでここまでは余裕でした。
21:30 陣痛強まる!!
ここら辺から痛みが強くなってきました。トイレに行くと出血もあり。
この日の夜はまともに寝たのは2時間くらいで、陣痛の痛みで起きて、少し耐えてから麻酔を追加してもらうの繰り返しでした。陣痛に1人で耐えて、あまり眠れなかったのもあり、、初日からヘトヘト。
誘発に何日もかかる人もいると聞いたけど、無理や。1日でめげそう、、。
入院2日目
9:00 内診
ダイラパンを抜いてもらう処置をしましたが、すでに何本か抜けていたらしい。内診してもらったら子宮口4センチ!進んでいなかったら絶望的だったのですごく嬉しかったです。そして、内診グリグリしてもらいました。
ここで先生に言われたのが、「赤ちゃん上の方にいるし、上向いててまだ降りてくるつもりはなさそうですね、、」
No kidding !!
9:30 促進剤打つ
子宮口も開いてきたので、促進剤を打ってもらうことに。お腹の痛みが増してきて、💩したい感覚も出てきました。
ここで看護師さんからもらったアドバイスを書いておきますね。
・同じ体制でいると赤ちゃんの体制変わらないから体の向きはこまめに変えたほうがいい
・無痛の麻酔を入れてる人は座ると麻酔が効かなくなるから基本は横になる
12:30 痛すぎる、、
陣痛と張りがいい感じとのことで、促進剤の強さはこのまま。(このままと言いつつ少し強めていたらしい)
14:30 破水
尿ではないけれど漏れている感覚があったのでナースコール。子宮の膜は破けてないけれど少し破水したそうです。
この破水がのちのトラブルの原因になるとはつゆ知らず、、
16:30 麻酔効いてない?悪寒
麻酔を追加してもらっているけどなぜか効いてない!?腰も痛いし陣痛も痛すぎる。しかも悪寒がするのと手足が冷たくて震えてました。
看護師さんに温かいおしぼりをもらって寒気をしのぐ。
17:30 麻酔が効いて気絶するように眠る
麻酔がやっと効いて、寒気もおさまり体がぽかぽかで眠ってしまいました。
18:45 看護師さんが慌てて登場
慌てた様子の助産師さんが「熱を測りましょう。」と。なんと、38度の熱が出てました。内診をしてもらって子宮内も熱くなっているようでした。助産師さんから下記の説明を受けました。
・14時過ぎの破水が原因で子宮内感染をしている可能性が高い
・その影響なのか赤ちゃんが頻脈になっている
・寒気がしていたのは熱のせいだったから
・今すぐ旦那さんを呼んでほしい
・このままだと母子ともに危険になるので緊急帝王切開になる可能性が高い
熱に気がつかず赤ちゃんを危険にさらしてしまっているとわかりパニックになりました。
19:00 むらっちに電話
むらっちは病院まで車でくるので、パニックにならないように詳しい事情は何も伝えず、今から病院に来てほしいとだけ伝えました。
少し前までの電話ではまだ産まれそうにないとのことだったので何かあったのかもと心配になりました。
19:30 むらっち登場&陣痛がしんどい
医師から事情を説明され、緊急帝王切開の同意書にサイン。陣痛間隔は2分ほど。
看護師さんは手術の準備でバタバタ。追加の麻酔が入ってないので2分間隔の陣痛に耐えるのがしんどかったです。
20:00 手術室入り&麻酔入れる
意識朦朧の中、車椅子で手術室へ。麻酔を入れるために背中を丸めないといけないのですが、お腹は大きいし陣痛は痛いしでここがMAXでつらかった。
痛すぎてむらっちに対して、「何で私がこんな痛い思いをしないといけないんだ💢」とムカついてしまいました笑。
麻酔が効いてからは力尽きて放心状態。お腹を切られている感覚は全くありません。手術中は意識あるので周りの話声は聞こえるけどとにかく放心状態でした。ちなみに、手術中むらっちは立ち会いました。
けんちゃん誕生
そして、先生たちが私のお腹を何回か押したあと、、けんちゃん誕生!
2月11日 20時27分 3325gの大きめ男の子です。
手術をしてくれた先生からは、「赤ちゃんやっぱり大きかったね。下から産めなかったと思う(笑)」と言われました。
けんちゃんの元気な産声を聞いた瞬間、思わず号泣。頻脈の件もあって不安だったのですが安心できました。
感動して言葉が出なかったよ。2人とも頑張ってくれてありがとう。
その後、1時間ほど家族とテレビ電話して過ごしたあと、むらっちは帰宅。私は後陣痛に苦しんでいたのとアドレナリンが出てその日は一睡もできませんでした。
最後に
一時は危ないかもとパニックになりましたが、無事産まれてきてくれてよかったです。帝王切開は極力避けたいと思ってたので帝王切開が想定外で一瞬戸惑いました。ただ、けんちゃんが危険な状態であるとなればそんなこと言ってられません。無事に産まれてくれるならどんな方法でもいいから。と切に願ってました。頑張ってくれたけんちゃんと、側にいてくれたむらっち、そして無事に手術をしてくれた先生方に本当に感謝です。。
けんちゃんが成長するにつれて〇〇できるようになってほしいと思ってしまうだろうけど、健康でいてくれることが1番だと忘れずにいたいです。
最後に霜降り明星せいやの名言を、、いつかけんちゃんが人生につまづいてどうしようもないってなって時に同じ気持ちを伝えらえたらいいな。
妹さんの出産の時の話
めっちゃしんどそうやねん。(一部省略)
赤ちゃん産まれた瞬間に見たことない顔してんねん妹が。で周りの義弟とかも「うわああ」みたいな。
俺その時パチンと思って。人間って何で生きてんねやとか、なんで産まれてきたんやみたいな哲学あるじゃないですか。
これ意味ないんやと思ったの。
生まれた瞬間にめっちゃ笑顔になってるこの周りの人間。
全員笑顔になるんですよ。この生まれた瞬間って。それで多分使命終わってるんですよ。
すっごい幸せにしてそのボーナスで生きているだけで。
生まれたからその後の人生どうやとかじゃなくて。
生まれただけでもうみんなを幸せにした後はそのご褒美で人生を楽しむ。
だから何も悩まんでもご褒美の後は。生まれただけでもう終わってんのや使命は。